銘柄物色中 – 岩塚製菓(2221)

みなさんこんにちは。グレアム投資ガチ勢(@gold_man_blonze)です。 名前通りバリュー投資家です。

今回は、おいしいおかきを作っている岩塚製菓について見ていきます。私以外のバリュー投資家もそこそこホールドしている方がいるので知ってる方も多いのではないでしょうか。

銘柄紹介

岩塚製菓(2221)は、おかきをはじめとした米菓を生産・販売している会社で、米菓が売上高の96%超を占めています。また、本社はお米の聖地・新潟にあります。

岩塚製菓の米菓はどれもおいしいのでぜひ一度食べてみてください。

岩塚製菓のラインナップ(LINK)

そんな岩塚製菓ですが、本業はパッとしません。売上高営業利益率は2019年3月時点で2%程度であり、お財布事情に厳しい消費者相手に苦戦していることがわかります。しかし売上高純利益率は10%弱となり、他のバリュー株と比べても高いです。

営業利益より純利益のほうが高い理由は、岩塚製菓が旺旺集団(Want Want China Holdings)の株式から受取配当金を17億円と、純利益(14億円)以上に受け取っているためです。

旺旺集団株の保有

旺旺集団は、中国最大の米菓メーカーです。過去、旺旺集団に技術協力した縁で旺旺集団株を岩塚製菓が保有するに至りました。

岩塚製菓は、 2019年3月期時点で 旺旺集団の株式を6億株(2019/10/26時点で530億円)保有しており、岩塚製菓の総負債を差し引いても360億円と時価総額(232億円)を大きく上回ります。

つまり、岩塚製菓は旺旺集団株の保有その一点だけで資産バリュー株であるといえます。

同時に、岩塚製菓を投資対象とするか否かは、旺旺集団に投資できるか否かにかかっていることがわかります。そんな旺旺集団のannual reportを見ていきましょう。

旺旺集団の売上・利益について

旺旺集団 annual report2018-2019 p.15(LINK)

旺旺集団の純利益(Profit for the year/period)/売上高(Revenue)は10%を超え、15%です。旺旺集団も岩塚製菓と同じお菓子業界のはずですが、利益率が天と地との差がありますね。売上高純利益率はリーマンショック前から一貫して高いため何かしらの強みを持っているのでしょう。

旺旺集団 財務ハイライト(LINK)

年度利潤もリーマンショックをものともせず順調に伸ばしています。これは2019年現在も一貫しています。旺旺集団は、中国米菓市場の70%弱を支配するに至り、頭うちになってしまったため、現在は乳製品・おかゆ・カップ麺等商品の多様化を進めることで利益水準を拡大させています。(LINK)

フリーキャッシュフロー(営業CF-投資CF)もリーマンショック以降一貫して黒字です。

旺旺集団の安全域

54億HKDであり、時価総額791億HKDと比べて極小で旺旺集団には安全域はほぼありません。超優良企業のため起こる可能性は低いと考えますが、ドローダウンが起こったときは時価総額は10%未満になりえます。

旺旺集団の割安度(2019/10/26時点)

時価総額791億HKDありPER/PBRはそれぞれ21/4.58です。私個人としては、すでに中国シェアの大半を握っている企業としては超割高と考えており、半分以下(PER/PBRが10/2)になっても不思議ではないと考えています。

岩塚製菓は割安か

以上を踏まえて岩塚製菓が本当に割安かを見ていきます。仮に旺旺集団の価値を現在の半分とした場合、岩塚製菓の安全域は69%となり、いまの株価から30%の下落余地を見込む必要がでてきます。そのため、私としては自信をもって割安であるとはいえませんが、旺旺集団自体は優良企業であることは間違いなく、不景気が起ころうと安定的に高収益を上げることが期待できるため、岩塚製菓のポートフォーリオを大きく毀損することもないと見ています。

私としては岩塚製菓が主力になることは決してないですが、超少額ホールドして今後の楽しみとしたいと思います。

投稿者: グレアム投資ガチ勢

バリュー・長期投資家。 長期投資があまりにも暇なためブログを開設。 Follow @gold_man_blonze

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